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「自分はダメだ」という呪いを、私たちみんなで解いていこう

こんにちは。cotonohaです。
今日は、学校で悪意を受けて苦しい思いで過ごしてきたれいさんから心の叫びをいただきました。
実体験を交えて、編集長の古川がお返事していきます。
はじめまして、高校二年女です。
中学に入学してから三年間、同級生や年上の人達(主に男性)から嫌がらせを受けました。だけど身体的に何かをされた訳ではなくて、廊下で大声で悪口を言われたり凄く嫌なあだ名で呼ばれたり、班やグループで仲間外れにされたり、授業中や休憩時間に顔をジロジロ見られて笑われたり…言い出したらキリがないのですが、その程度の些細な事ばかりです。

ニュースで聞くいじめのような、例えば暴力を振るわれたりなど、そんな事は一切されていません。ですが、当時中学生の自分にはそれがとても辛くて頻繁に学校を休むようになりました。それでも中学三年生の後半に運良く同じクラスに趣味の合う友達を見つけ、何とか卒業まであまり休まずに通う事が出来ました。お陰で無事高校受験にも受かり、新しい学校で一から頑張ろうと意気込んでいました。

しかし入学式からたった三日登校しただけで心が限界でした。中学の時は気にならなかったのに、高校生になった瞬間、周りの目を異常に気にするようになり、人の視線が怖くなりました。男性が怖くなりました。登下校の時自分が沢山の人の目に触れるのが怖くて、教室に居るのが辛くて怖くて、先生が怖くて、とにかく自分に向けられる視線と男の人が怖くて、次の日から全く学校に行けなくなりました。

そこから四ヶ月程不登校になって、八月の夏に親に勧められ通信制高校に入学しました。通信制高校へ入学するまでの四ヶ月、完全な不登校になった時は本当に地獄でした。家の外に出て人に会うのが怖いから家から出られなくなって、毎日毎日”普通に学校にすら行けないどうしようも無い出来損ないだ”と自分を責めて死にたい消えたいと一日中思っていました。

母親は学校を休みたいと言う自分を見て怒鳴り叱り、ヒステリック気味に叫ばれる事もしばしばありました。「どうして学校に行けないの」「何かあったの?いじめられたの?」と聞かれる事もよくありました。でも中学時代嫌がらせを受けた事は一言も親には話していなかったし、不登校になった原因は確実に中学時代の嫌がらせだけど、そもそもいじめと言えるほどの事をされた訳じゃないから「たかが嫌がらせくらいで」って言われたらそれまでだし、そう考えると親には勿論、誰にも言えませんでした。学校にも行けない、これと言った特技も才能も無い自分はいつ両親に愛想を尽かされ見放されるのかとビクビクしていました。

毎晩夕飯を食べる度に学校にも行かず働きもしないゴミみたいな自分なんかがご飯を食べてごめんなさいと心の中で謝っていました。日に日に辛い気持ちと生きていて申し訳ない気持ちが膨らんで、自殺しようと何度も考えました。でもそんな度胸は無くて、それすらも出来なくてごめんなさいと余計に辛くなりました。四ヶ月間そんな事を毎日考えていました。

八月になって通信制高校に入学する日が来て、色々説明を受けました。私の入学した通信制高校は週に一回スクーリングの日があって、それ以外の日は家でレポートを仕上げて各々郵送などで提出という形でした。週に一回だけなら何とか行けるかもしれないと思っていましたが、入学して最初の一年は殆ど行けませんでした。授業もほぼ出られないまま一年生が終わってしまいました。一つの教室で一緒に授業を受ける人が全日制の高校と変わらないくらい多くて怖くて教室に入れなかったり、ガラの悪そうな怖い人が多くてそもそも学校に近付けなかったり、知り合いや話せる友達が誰も居なかったり、分からない事だらけで心が折れたりして、単位を取るどころじゃなかったです。

今は少しずつ慣れてきて、人数の少ない授業や得意な科目の授業は何とか出られるようになったのですが、まだまだ出られていない授業は沢山あるし、卒業まで程遠いです。友達も一人も作れていません。それに、一年生の時に殆ど行けてなかったので留年確定で、と言うか今の調子では19歳で卒業出来るのかとても危うい状態です。でもやっぱり今も人の目は気になるし視線は怖いし、人混みに行くのはしんどいし男の人は怖いし、大分マシにはなりましたが外に出るのも怖いです。学校は大嫌いです。

こんな事を思うのは甘えでしょうか。いじめられた訳じゃないのに、さも酷いいじめに遭ったかのような怖がりっぷり。たかが嫌がらせで傷つきすぎでしょうか。他人から見ても痛い人間ですか?学校へ行きたくないと言う気持ちを正当化したい言い訳にしか聞こえないですか?

学も無く人脈も無く才能も無く、勉強が苦手で人が苦手で話すのが下手で、根性も無い、高校卒業すら危うくて、将来ちゃんとした職に就けるかも分からない様な、こんな私はやっぱりダメな人間なんでしょうか…..最後の一文を誰かにお聞きしたいだけだった筈なのにこんなに長々と書いてしまってすみません。途中から自分の気持ちを聞いてもらいたい一心で滅茶苦茶に気持ちを吐き出している気がします、本当に申し訳ないです。

A.ひとりじゃないですよ。そして、人生は何歳になっても、楽しめます。
はじめまして。この度は、ご相談ありがとうございます。まず、初めに言わせてくださいね。れいさんはダメな人間なんかじゃないですよ。これは、きれいごとでもお世辞でもなく、本心からです。

 

中学に入学してから3年間、嫌がらせを受けたとのこと、とても心が傷つきましたね。そんな中でも生きてきたこと、それだけで本当に素晴らしいこと。私も学生時代、いじめを受け、不登校になったことがありました。学校に行かないといけないと思うたびに、時計の針が迫ってくる感覚があって、朝が来るのが怖くてたまりませんでした。
だから、いじめられる恐怖、学校へ行かなければいけない苦しみ、すごくよく分かります。本当によく頑張りましたね。いじめはいじめる側が悪いもの。どんな理由があれ、人をいじめていい理由にはなりません。だから、れいさんは何も悪くないし、価値がない人間でもないそのことは、ぜひ伝えたいなと思いました。卒業まであまり休まずに通う事ができたれいさんは本当に強いです

 

そして、高校に入り、心が限界を迎えてしまったことや周りの目が気になるようになってしまったこと、辛いですよね。私自身も、人の目がとても怖くて、買い物もできなくなってしまったことがあるので、誰かに見られることの恐怖やそれを苦しく思ってしまうことの苦しさ、とても共感します。だからこそ、今も頑張って学校に通い続けようとしておられる強さ、本当に尊敬します。

 

現在、れいさんは自分のことがとても嫌いなのかもしれないなと思いました。でも、れいさんは愛想をつかされる人でも、生きている価値がない人間でもないです。私は現在30歳ですが、10代の頃は学校がすべてだと思っていました。でも、大人になると、そうではないんだなと言うことが分かり、自分の人生は自分で選ぶことができるのだなって分かってきてからは少し生きやすくなりました。
きっと、今のれいさんにとっても学校がすべてなのかもしれません。でも、学校に行ける・いけないだけで、人の価値は決まらないし、学校にいけないことは恥じるなんかじゃないです。それだけ心が擦り切れるような日々を送って、頑張ってきたのだから、心が悲鳴をあげるのは当然のこと。今、生きているだけで本当にすごいこと、褒められることなんですよ。

 

お母さんにヒステリックに怒られるとのこと、辛いですよね。なかなか難しいかもしれませんが、お父さんやお母さん、どちらか言いやすいほうだけでもいいので、いじめを受けたことを言ってみて、「だから学校が怖くなってしまったこと」も伝えてみてはいかがでしょうか。原因が分かれば、ご両親の中でも「学校にいけないこと」への捉え方が変わるかもしれませんし、れいさんの中でも「伝えられた」という事実で、少し楽になることもあるかもしれません。学校以外の生き方も見つけられるかもしれませんしね。いじめを受けたことは、愛想をつかされる理由にはならないです。むしろ、よくそんな中、ひとりで頑張ったねと私なら伝えたい。
だからもし、打ち明けてみて「それくらいのこと」流されるようならば、そんな言葉は真に受けなくていいと思うんです。大人にとってはたかがに思えることもあるかもしれない。けれど、それによって苦しんで、涙したれいさんがいた時点で、それは「たかが」で片づけられるものではないです。

 

19歳で卒業出来るのか危ういと、将来も心配になりますよね。でも、私の友人で高校を中退してから、心を立て直した上で高卒認定試験を受け、大人になってから大学に通い、今、看護師になっている子がいます。そして、私自身も19歳で精神を病み、障害者であるがゆえに企業への就職ができず苦しかった時期もありましたが、今はフリーライターとして働いています。こういう生き方をしている人もいるんだと知ると、少し心が楽になりませんか?

 

学校へ行って、ちゃんと卒業するという道を辿れるには、もちろん越したことがないと思います。でも、様々な事情でもしそれができなくても、自分の人生は彩っていけます。人の目が気になるなら、「好き」を活かして家でできる仕事をしてもいいと思いますし、もし卒業が難しくて、将来的に「卒業」という肩書きが必要になったら高卒認定試験を受けたり、大学にチャレンジしてみたりしてもいい。人生は何歳になっても、楽しめます。大丈夫。だから、今は無理しすぎず、自分がどうしたいかに素直になっていいのではないでしょうか。これ以上、苦しんでほしくない。だから、親さんや自分の心と向き合いつつ、生きる道を探していけたらいいなって思いました。

 

もし、外に出るのが怖くてまったく外出ができないようなら、カウンセラーや精神科医の力を借りるのもありだと思います。まず今は、傷ついた心を自分で少しでも癒せるといいですね。学も無く人脈も無く才能も無く、勉強が苦手で人が苦手で話すのが下手で、根性も無いとおっしゃられていますが、この相談を読ませていただいただけでも、れいさんには
・こうしてきちんと文章で状況を分かりやすく伝えられる力
・私たちの気持ちを鑑みれる優しさ
・将来のことを考えられる真面目さ
・学校へ生き続けられる強さ
がありますよ。それはれいさんだけにある、長所だと思います。

 

話、いつでも聞きます。だから、苦しい気持ちをひとりで抱えすぎないよう、頑張らないことを頑張れたらいいですね。ひとりじゃないですよ、れいさん