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こんな世を照らすのは私たちの「好き」という気持ちに他ならない

こんにちは。cotonohaです。
今年も猛暑が続いていますが、皆様はどうお過ごしでしょうか。熱中症に気を付けて、水分補給をこまめにしましょうね!
本日もcotonohaには切実な相談が届きました。せんかさん(仮名)の相談に、古川がお答えしました。

私は20歳の時にパニック障害を発症した現在26歳の女です。
当時専門学校に通っていて、通勤ラッシュ時の電車で乗り物酔いを起こしたことが始まりでした。乗り物酔いが何日か連続で起ったある日、電車を前にして体が動きませんでした。「また気持ち悪くなってしまったらどうしよう」という思いで頭がいっぱいになって動悸が止まらなくなってしまったのです。
家族に一緒に電車に乗ってもらったり、グリーン車を使ってみたり、学校から近い祖父の家から通ってみたりと、様々な対策をとりましたが、やがて「こんな辛い思いをして学校に行く意味はあるのか」と疑問に思うようになってしまいました。
私が当時通っていた専門学校はデザインの学校で、毎日のように課題の締め切りに追われていました。課題を続けて行くうちに、楽しさより締め切りに間に合わせないと行けないプレッシャーの方が強くなってしまったのです。
パニック障害という病名にたどり着いたのは学校を辞めた23歳の時でした。
元々母がうつ病の経験があったので、心療内科を一緒に調べてくれて、向かった病院でそう告げられました。私の場合「予期不安」がとても強く、何度か体調を崩したことのある場所に行こうとすると不安になって腹痛や吐き気を催す症状が多いです。
一時期は家から出るのも怖くて、在宅ワークなどをする事しかできませんでしたが、服薬を続けて、なんとかアルバイトに行くことができるようになってきました。

ここからが本題なのですが、最近、今のアルバイトに行く前にパニック発作を起こすようになってしまったのです。幸い店長が理解のある方でシフトの融通をきかせてくれたのですが、休みが多くて何をしたらいいのか分からなくなってしまいました。実家暮らしなのですが、日中家に一人でいる時の過ごし方が分からないんです。家事を任されてはいるのですが、やることがなくなった時、ゲームや漫画を読んだりしても、ふっと我に返ってしまう。時間が過ぎるのを待っているような感覚と言えばいいのでしょうか。何もやる気が出ないときは時間が過ぎるまで布団に潜って寝てしまうことが多くなりました。
自分は、どうやって一日一日を生きて行けばいいのだろうともやもやする日々が続いています。それを誰かに聞いて欲しくて、この度メッセージを送らせていただきました。

 

A.今は「好き」を探して休む時間です。

はじめまして。この度は、苦しい胸の内を話してくださり、ありがとうございます。パニック障害、とてもつらかったですよね。たしかに、そんな苦しい思いをされたのならば、学校にいくこと自体に恐怖やストレス、嫌悪感を抱いてしまいますよね。

そして、病名にたどり着いたのが学校を辞められた後だったとのこと…とても頑張ったのだなあと思いました。しんどかったですね。それでも、在宅ワークなどされ、アルバイトまで行けるようになったとのこと、すごく努力されたのだなと感じました。

現在のアルバイト先でパニック発作を起こすようになったとのことですが、起きるようになった理由など、何かご自身で心当たりはあるのでしょうか。もし、職業的にストレスを抱えてしまうのであれば、発作が起こらないような環境を整えることを優先され、ご自身に負担がかかりにくい職業を選ばれることも大切なのかもしれませんね。現在、何か、「これがしたい」「興味がある」ということはありますか?

私自身の話で恐縮なのですが、接客業をしていた頃、手が震えて精神薬が手放せませんでした。社会不安障害です。それは今から思えば、おそらく接客をしなければならないというプレッシャーと人から見られているという恐怖に耐え切れなかったのだと思います。

けれど、フリーライターという職業に出会ってからは生きるのが少し楽になりました。取材時は今でも緊張して手が震えることも多いけれど、それでも「好き」や「興味がある」というジャンルの仕事を選べているので、以前よりも心が楽です。

自身のそうした経験からも、仕事を選ぶうえでの「好き」という気持ちはとても大切なものではないかと思えたので、もし今の環境・職業などが発作誘発の理由になっているのであれば、これを機に「好き」を探して、違うところに一歩踏み出すのもよいのではないかと思いました。在宅ワークをされていたとのことなので、自宅でできる職を探すのもありかなと思いました。

そして、家にひとりでいる時の過ごし方が分からない気持ち…、すごく共感します。何をしていても没頭できないというか、心から楽しめない感覚なのかなと思いました。(自分がそうした気持ちになることがよくあったので。。)

私はくつろぐことが苦手で、動いていないと自分がダメな気がしていました。だから、休みの日でも掃除をやたらしたり、外出したりと体を動かして結局疲れてしまって、心から休めない自分が嫌いでした。たぶん、「自分を甘やかすこと」が怖かったんだと思います。どこかで休んじゃいけないって、烙印を自分に押していたように思います。

もし、そうした気持ちと似たような感情が心の中にあるのであれば、伝えたいです。これまで頑張ってきたのだから、今は休んでもいいんです。我に返ってしまう自分に気づいた時、おそらく自分を責めてしまっているのかなあと感じたのですが、それは責める必要などないことです。

心から休めたり、楽しめたりしなくてもやる気がでなくても、今はいい。これまで頑張ってきた分、心がエネルギーを補給する期間なのではないかなと。布団にもぐって寝てしまっても、そのことでご自身を責めなくてもいいし、それは怠惰ではないです。また、元気に笑えるための充電期間なのではないかなと思います。

お話を聞いていて、頑張り屋さんだからこそ、「生きること」を頑張ろうとして、「ちゃんと生きないと」と思っておられるような印象を受けました。けれど、そのままでもう十分頑張って生きていますよ。ちゃんと生きています。焦ったり、悩んだり、自己嫌悪に陥ったりもするだろうけれど、自分が思っているよりも、あなたは強くてたくましい人。生きることに必死になれる、優しい人です。だから、まずは自分を責めてしまう自分を少し緩めて、「私頑張ったじゃん」「よくやってきた」と、自分に語り掛けてあげる時間を増やしていけたらいいなあって思いました。

それでも、時間の過ごし方にどうしても迷うことがあれば、その時も自分なりの「好き」を探してみてはどうかなと思います。これに時間を描けている時だけは笑顔が増える、我に返る時間が少なくなるなど、集中できやすいことにかける時間を長くしつつ、自分を褒めていけたら、自分という人間の捉え方が少し変わっていくかもしれないなと思いました。

余談ですが…私が「こんな自分でも悪くないじゃん」って思うために実際にやって効果があったのは、お風呂に入って体を洗う時に自分の各パーツを褒めてあげることでした。手を洗う時には「私の手、今日も動いてくれてよく頑張ったからきれいにしてあげよう」、髪を洗う時には「大事な髪を綺麗にしてあげよう」って、自分のことが嫌いだからこそ、心の中で唱えたり、口に出したりしていました。そういう日々を続けていったら、少し自分の中で変化が訪れたので、よかったらチャレンジしてみてほしいなあって思います。

ゆっくりゆっくり、前進していきましょう。焦らなくて、大丈夫。