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SOGIEって?性別の枠を外す概念。そこのあなたにも関係あり!

セクシャリティーやジェンダーという言葉を見聞きする機会が増えてきたように感じます。調べてみると様々な名称や枠組みが存在しています。

LGBTsという考え方があります。もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかもしれません。この考え方によって、多くの人が自分の性について居場所を見つけることができるようになりました。一方、LGBTsの中にも自分の居場所を見つけられなかった方は、さらに少数派へと振り分けられてしまいました。

SOGIE」という言葉をご存知ですか?この言葉は、全ての人に関係のある言葉です。セクシャルマイノリティーとそれ以外という考え方ではなく、個人が持つ属性に視点を向けた考え方がSOGIEです。

この記事ではSOGIEをテーマに、セクシャリティを理由に自分の居場所を見つけることができなかったり、生きづらさを感じている方に向けてメッセージを贈ります。また、セクシャリティに興味がない方にも、ぜひ理解していただければと思います。

 

≪SOGIEって?≫

早速ですが、この疑問に対する答えを全て書くことはできません。というのも、この答えは人の数あるからです。最後に参考になりそうなリンクを載せます。気になったらチェック!

まずSOGIEについてお話していきます。
Sexual Orientation(性的指向)
Gender Identity(性自認)
Gender Expression(性表現)
から取った文字で構成させた言葉です。この3つとても大切です。

性的指向とは
恋愛感情や性的関心がどのような対象に向かうのか。
性自認とは
自分の性をどのように認識しているか(しばしば、こころの性と言われることもある)。
性表現とは
言葉や、服装などで自分の性をどのように表現するか。

……ここまで読んでみて自分に当てはめてみてください。多くの人が何かしら自身のことを当てはめられたのではないかと思います。ですが、きっと自分は当てはめられなかったという方もいらっしゃると思います。その感覚はとても大切です。

 

無いは有る。中間もある≫

私についてお話します。25歳です。身体的性別と性自認は女性です。

次は性表現についてです。幼少期は親がスカートを買って着させてくれたりしていました。ですが、自分で洋服を選ぶ年頃になるとスカートをどうにも受け付けなくなりました。小学校の頃にパステルカラーのフリルがついているような洋服が流行りました。

女の子らしくいないといけないのならアレを着ないといけないのかと考えるとゾッとしていたりしました。中高生になると制服がスカートになり学校には内緒で体操着のズボンをスカートの中に穿いたりしていました(体育が続いてズボンの洗濯が追い付いていないと学校に行きたくなかったりもしました)。私服は黒いTシャツとジーンズが正義だと思っていました(今もそう思っています)。

ただ、言動は女性的であることを意識しています。これは経験上、女性的な言動であった方が自分の意思を伝えやすいと感じたためです。

次に性指向についてです。私には恋愛感情がありません。どんな人にも恋愛的に好きという気持ちを抱かないのです。後ほど詳しくお話しします。

私をSOGIEに当てはめてみます。
・性的指向…どこにも向かないです。
・性自認…女性だと認識しています。
・性表現…スカートやフリルなどを着用することに違和感があります。言動は社会的な場面ほど努めて女性的です。一人称は私です。

メーターを振り切った性別というのはないのかもしれないということに気づいてくださった方もいらっしゃると思います。必ずSOGIEやLGBTsなどに当てはめなくてもいいのです。ただ、こういう考え方もあるということを知っておいていただきたいです。

LGBTsはレインボーフラッグが有名です。個人的にSOGIEは、まるで夕方の濃紺と橙色が綺麗に混ざる空のグラデーションのような考え方なのではないかと思っています。そして、もうひとつ。性のありかたは流動的だという考え方もあります。こちらも知っておいていただきたいです。

箸休め?私が通ります≫

では、私個人のことについてお話ししてみようと思います。ただし、全ての方が私のようであるということではありません。

10代のときに困りごとがありました。それが「恋バナ」です。私には恋愛をするという感覚が分かりませんでした。「好きな人は?」と質問されて「いない」と答えると「好きなタイプは?」と訊かれます。恋を感じたことがないので「タイプ……水タイプは強いよね」と言ってその場をしのいでいました。

20代になって友人や職場の人が続々と結婚していきます。ここで思いました。「幸せな家庭を築いてみたいけれど、どう考えても恋がわからない」と。そんな中、話題は恋バナを通り越して「付き合っている人とは結婚できるのか、否か」になっていきました。私の中ではキュウリは空を飛ぶのかを問われるくらいに理解ができません。真摯に聴きつつ分からないところには触れない技を何とか身につけました。

10代の後半に学校でLGBTsやSOGIEについて学んでいましたが、恋愛感情を抱かない自分自身には当てはまらないと思っていました。ですが、教科書を開いて、ネットを使って調べてみました。そうして、知っていないということは時に暴力となるということを知りました。そして様々な考え方を踏まえて枠を外していくことも必要なのだと知りました。

 

≪まだまだ私が通ります。Q&A≫

私が受けた言葉や質問に答えてみようと思います。ただし、全員に当てはまるわけではなく個人の答えです。そして、上記を踏まえると悪意のある質問に見えるかもしれません。ですが、日常生活で出た悪気のない言葉であることをご理解ください。

 

まだいい人に出会ってないだけだよ。恋に目覚めたら治るんじゃない?

目覚める、目覚めないではないです。治る、治らないではないです。

 

恋愛感情がないってどんな感じ?

例えるならば、テレビに沢山の象が映っているとします。特別に一頭だけを見て付き合いたいとは思わない……ような感じです。

 

恋愛感情がないってことは「感情がない」「愛情がない」ってこと?

喜怒哀楽あります。家族愛や友情愛は強い方だと思います(大切な人たちを貶されたら凄く怒ります……)。

 

遠回しに恋愛相談はするなと言っているのでは?

恋愛相談はしてもらってもいいですが、恋愛的な回答ではなく人情的な回答をします(そうしかできません)。

 

恋愛ドラマや小説などをどういう感情で見ているの?

登場人物同士が恋をしている素振りは誇張してあるので分かりますが、共感はできません。どちらかというと自分に関係ない世界の話だなと思っています。

 

一人で生きていけるって凄いね。

誰しも一人で寂しい時があるように、私も一人で寂しい時はあります。耐えてみたり、家族や友人に声をかけたりします。

 

恋愛をしないなら悩みが減っていいね

親に孫の顔を早くみたいと言われていることが悩みだったりします。

 

≪枠から外れているわけでもないし、枠に入らなくてもいい≫

私たちは人生を歩んでいきます。その中で性は時に自然に傍にあり、時に割れたガラスのように鋭利で、時に離れがたいほどに温かいです。「自分」や「誰か」の性について何かを考える時が来るかもしれません。その時はグラデーションなのだと思い出してみてください。

枠組みから外れているのではありません。無理をして、枠に入らなくてもいいのです。

 

≪詳しく調べてみたい方へ!≫

厚生労働省が国の事業として初めて職場のLGBTに関する実態を調査した際の報告書です。(PDF)。5~6ページまでが主な説明です。他にも理解の現状や困りごと、裁判事例、行政や企業等の取り組みなどについても記されています。

参考:職場と性的指向・性自認をめぐる現状│厚生労働省

 

NHKのサイトです。過去にSOGIハラについて放送された番組をもとに記されています。LGBTとSOGIEの違いや、ハラスメントなどについてピックアップされています。

参考:”SOGI”ハラって何?│NHK

これらの情報も踏まえて、自分の性自認について、まわりの誰かの性自認について、改めて考えてみるのも良いかもしれません。

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