いつか、たしかにこの世界の主人公だったあなたへ

こんにちは。cotonohaです。
cotonohaにはたくさんの相談が寄せられています。そのどれもが相談を受ける私たちまでもが苦しくなるような叫びで、私たちはその叫びを真摯に受け止め、回答していきたいと思っています。

今回は、かなこさん(仮名)から頂いた相談に、ライターの古川が回答しました。

母親と兄の3人暮らしです。父は5年前に自殺しました。私ははやく自立したいし自分のやりたいことをやりたいのですが、母親の執着が強く、「私を置いていくの?」とか「(母自身
が)1人だから心配するでしょ」とか言われるので困るし私の心も重くなってしんどいです。母のことは嫌いじゃないしむしろ好きだからこそしんどいです。どうしたらいいのでしょうか

A.あなたの人生はあなたの思うように歩んでいい。

初めまして。ご相談ありがとうございます。
5年前にお父様が自死されたとのことで、お気持ち的には大丈夫でしょうか。苦しい状況下だったのではないかと思い、そちらの面でもよかったら、お気持ちを吐き出していただけたら…と思います。

自分の人生を歩めないのは辛いですよね。。お母さんのことが好きで、嫌いになりたくないからしんどくなってしまう気持ちもありますよね。そんな苦しい気持ちを、話してくれて本当にありがとう。

お母さんの執着、辛いですね。。もしかして、昔から過干渉なのかなとも思いましたが、お父様の自死と、そうしたお母さんの執着も関係があるのでしょうか。もし、お父さんの自死以降にお母さんの執着が強くなってしまったようならば、お母さん自身が「誰かに置いていかれること」に怖さを感じ、執着してしまっているところもあるのかなと感じました。

でも、あなたの人生はあなただけが決めていいものです。
だから、もし、まだ伝えたことがないようならば、お母さんに一度「たとえ離れても、捨てるわけじゃないこと」や「家族としての縁はあること」「お母さんのことも大事だけど、自分の人生もちゃんと歩いてみたい」という気持ちを伝えてみるのもよいかもしれません。

もし、お母さんの不安感が「見捨てられること」からきているようであれば、時間がかかるかもしれませんが、そうした言葉を伝え続けてみたら、少し安堵し、距離を徐々に取れるようになるかもしれないなと思いました。

あなたが負担に思わないようならば、お母さんが安堵できるまで「週に〇回はLINEなどで連絡する」など、親子で安心できるルールを作ってもいいかもしれません。(ただし、自分の心が苦しくなるようなルールはNGです><
できるならば、お兄さんにもお母さんが不安定なことを相談し、協力してもらえるように頼むのもよいのではないかと思います。抱えてくれる人が増えると、負担も少し軽くなると思うので。

けれど、もしそうした気持ちを伝えてもお母さんが納得してくれないようであるならば、自分の中で「自分の人生を生き抜く勇気を持つ必要があるかと思います。親子3人、懸命に生きてきたからこそ、結束が強く、お母さんへの想いはとても強いものですよね。

けれど、お母さんの人生はお母さんしか変えられないように、あなたの人生もあなたにしか変えられません。お母さんのために生き続けるのは、この先、どこかで限界が来てしまうと思うんです。それは自分の人生ではないものだから…。だから、「やれるだけのことはやった」と思ったら、自分の人生を生きるという選択を選んでいただきたいです。

それはおそらくとても勇気がいることだと思いますし、お母さんを見放してしまったという気持ちに駆られることもあるかもしれません。けれど、あなたの人生は人にどういわれようと(それがたとえ親であろうと)、あなたが望むように変えていっていいものなんです。だから、「見捨てた」「見放した」なんて思わず、「自分らしく生きる一歩」と思って、踏み出してほしいなと思いました。

きっと、簡単なことではないから、迷いも悩みもたくさん抱くと思います。でも、やりたいことを叶えて、今よりももっと心が軽い日々を送れるようになるためにも、誰かのための人生ではない道を選んでほしい。ここまでしても叶えたい「やりたいこと」は、とても素敵なものだと思うから、その気持ちを大事に育ててほしい、願いを叶えてほしいって思います。

いつでも話、聞きます。1歩、ゆっくり踏み出し始めてみましょう。